こんにちは!ウオノメです。
突然ですが、最近「AI婚活」というのが話題になってることをご存知ですか?
政府は来年度から少子化対策の一環として、AI(人工知能)を活用した自治体の婚活支援事業を後押しすることを発表しました。
政府がAI婚活を後押し、希望合わなくても「自分に好意抱く可能性ある人」提案
既に埼玉県や愛媛県など10を超す県がAIによるシステムを導入しており、趣味や価値観などの質問への回答やシステム内の検索傾向などを基に、希望条件と合致していなくても「自分に好意を抱く可能性のある人」を割り出し、提案することが可能だそうです。
もはや止まることを知らないAI化の波。
今回は、AI婚活の次にくるAI転職の時代について書いていきたいと思います。
それではいきましょう。
AIで変わる採用のあり方
近年、HR部門におけるAI化によって人材採用のあり方が変わりつつあります。
2017年からソフトバンクが新卒採用にAIを導入し、大きな注目を集めましたが、最近ではさまざまな企業で増えてきました。
転職活動の際にひとつの指標となる、AIによる市場価値測定サービスなんかもだんだんと一般的になってきましたよね。
採用のほかにも、最近のクラウド人材管理システムはさまざまな人事データを統合・管理してAIが処理することによって、労務管理や勤怠管理、教育、配置、評価、報酬などに関する人事業務を自動化している状況です。
採用に関して、現段階では書類選考でAIが活用されているケースがほとんどですが、今後は面接での導入も増えていくでしょう。
現にソフトバンクは今年の5月、新卒採用の動画面接にAIを導入することを発表しました。
企業にとって採用は数億円のガチャと呼ばれるくらい重要なものですから、自社で活躍できそうな人材かどうか複合的な観点から精査したいのは当然ですよね。
そのため今後AIの活用は間違いなく、そのひとつの判断材料になることでしょう。
AIが天職を決める時代!?
昨年2月、若手層の転職支援サービスを提供する株式会社アサインは、日本初AIキャリアシミュレーションアプリ『VIEW(ビュー)』を発表し、話題になりました。
これはユーザーの経歴や価値観などを踏まえて、AIがキャリアの選択肢をランキング形式で教えてくれるというサービスで、今年の8月時点で会員数は2万人を超えています。
自分にはどんな職業に適性があるのかわからない人にとって、AIによるキャリア診断は背中を後押ししてくれる一助になるのかも。
さらに話が飛躍しますが、近未来の日本が舞台となるアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」では、シビュラシステムというAI技術によって精神状態や性格などさまざまな情報がスコア化され、人々が自分に最適な職業に就いている世界が描かれています。
アニメに登場するシビュラシステムほどではないですが、人々の情報をスコア化するといった流れは現実世界でも広がりつつあります。
たとえば中国のモバイル決済サービス支付宝(アリペイ)では、「芝麻信用」という信用情報管理システムが採用されています。
日本でもスマホで分割払いなどを利用する際、信用情報機関に登録されている返済履歴などが参照されますが、「芝麻信用」では学歴や職業、過去の支払状況や人脈関係、買い物傾向といった項目がスコア化され、さまざまな優遇策を利用できるといったサービスがあります。
もはやAIによる人類のスコア化、適性職業の選定は免れられないのかもしれません。
キャリアで悩む時代が終わるかも?
今回は、政府がAI婚活を支援するというニュースを受けて、その先に来たるであろうAI転職の時代について書いてきました。
今の社会では、選べるキャリアは千差万別、人の数だけ悩みがあると言われています。
しかし今後AI化が進むにあたって、人々のキャリアに対する悩みは次第に解消されていくのかもしれません。
ただし、それは思考停止するということを意味しており、この「ウオキャリ」で発信していることとは真逆のことになります。
はたして今後、僕たちのキャリア選択はどうなるのでしょうか。
それでは、素敵な転職ライフを!