転職活動って、タイミングが難しいですよね。
一般的には「次の会社が決まるまでは、今の会社は辞めないほうがいい」と言われていますが、本当にそうなのでしょうか。
今回は在職中に転職活動をした僕の体験談をもとに、デメリットだと感じた5つの理由を書いていきたいと思います。
それではいきましょう。
①準備不足になりがち
経験者ならわかると思いますが、転職活動ってめちゃくちゃ労力使うんですよね。
社会人を経験している分、企業選びは慎重になりますし、職務経歴書の作成も大変です。
新卒時は就活だけに集中すればよかったかもしれませんが、在籍中の転職活動は本業の合間を縫ってやらないといけません。
そのため在職中の転職活動を考えている場合、3ヶ月くらいゆとりを持ってやっている人が多いような気がします。
僕の場合はというと、転職エージェントを3社活用して100社以上に履歴書を送ったので、とにかく面接の準備に追われる毎日でした。
その結果、準備不足で面接当日を迎えてしまうということも多々あり……。
ひどい時は面接で「なんでウチで働きたいの?」と聞かれて、「御社の業績が安定しているからです!」としか言えなかったこともありました(苦笑)。
「100社も受けるから悪いんだろ!」と言われるかもしれませんが、当時の僕は未経験職種への転職を目指していたので、とにかく数を打たないといけなかったんですよね……。
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②本業がおろそかになる
これは前述の理由にも繋がるのですが、在職中の転職活動はいろんな意味で本業がおろそかになります。
たとえば僕の場合は転職活動を始めた途端、上司に怒られても「どうせ転職するからいいや」と割り切るマインドになっていました。
どうしても入りたい会社>今の会社で比べるようになってしまい、仕事のモチベーションが上がらなくなっちゃったんですよね。
さらには面接のために午後休を取る日もあったりと、何かと転職活動を優先させてしまいました。
まぁあるあるですよね……ww
あと転職エージェントに登録している場合、彼らにも勤務時間があるので、日中でもお構いなしに電話をバンバンかけてきます。
これがかなり厄介で、仕事中に何回も電話で席を外すので上司に心配されたこともありました。
エージェント側もなるべく企業に即レスをしないといけないので、板挟みでとても大変そうでした。
③面接の予定が合わない
これは在職中の転職活動における最大の弊害だと思います。
企業側も基本的に土日休みなので、面接って平日に行われることが大半なんですよね。
なので在職中はどうしても平日に面接に行くのが至難の技になります。
最近はオンライン面接が増えてきましたが、最終面接だけは会社に行かなきゃいけないっていうところもたくさんありますし……。
たとえオンラインでも残業で間に合わない、なんてこともザラにありますしね。
しかもスケジュールをあまり先延ばしにすると他の候補者が先に決まってしまうので、とにかく面接の予定を合わせたもん勝ちです。
ほかにも面接時にスーツの着用を指定してくる会社がたまーにあって、本業が私服の場合は仕事終わりに1回着替える必要があったりと、いろいろと面倒くさいです(苦笑)。
くそー!転職なんてやってられねぇ!
④内定をもらうまで上司や同僚に嘘をつかないといけない
一般的に次の会社の内定をもらってから退職届を出すほうが、退職交渉がスムーズだと言われています。
これは本当にその通りで、転職活動中に退職する意思をバラしてしまうと、会社に自分の居場所がなくなります(笑)。
なのでたとえ転職活動中でも上司や同僚の前では、「転職なんて考えてませんよ〜」という態度でいなければいけません。
ある意味騙していることになるので、真面目な人には心苦しい場面もあるかと思います。
ましてや同業他社に移る場合は要注意です。
場合によっては上司や同僚から妬まれることもあるので、残業を増やしたりして妨害してくることも考えられます。
退職交渉も険悪になるでしょうから、円満退社ができない可能性だってあります。
実際、僕の場合は社長に「(転職先が)ライバル会社だったら潰してた」と脅されたこともありますw
⑤次の会社に入るまでのスパンが短い
新卒時と転職時の違いは「入社する日が決まっていない」ということなので、基本的には内定をもらってから入社日を相談することになります。
でも企業側はできるだけ早く入社して欲しいと思っているので、どうしても会社を辞めてから一息つくスパンが短くなります。
せっかく会社を辞めたのに、1ヶ月もしないうちに働かなきゃいけないなんて嫌ですよね。
僕の場合は退職から2週間しかなかったので、引っ越しでほとんど終わってしまいました。
環境の変化は心身にも影響するので、できればもうちょっとリセットする時間が欲しかったです。
しかも新卒時には有効だった「他の会社と迷っているので待ってください……」なんて猶予は転職組には与えられないので、内定が出たら即決断する必要があります。
在職中の場合、これだとどうしても内定が1つ出た時点で決めざるを得ないので、正常な判断がしにくくなるんじゃないでしょうか。
在職中の転職活動にも、メリットはある
もちろん在職中の転職活動にはメリットもあるので、必ずしも悪いことではありません。
空白期間が空いてしまうと面接で必ず理由を聞かれますし、生活費だって不安になりますしね。
ですが前述したように、ゆとりを持って転職活動をしたいという人にはあまりオススメできません。
実際に僕は会社を辞めてから転職活動を始めればよかったと少し後悔しています。
あなたの転職活動はうまくいきますように!
それでは、素敵な転職ライフを。