リモートワークって、いいですよね。
好きな場所で仕事ができて、上司の目を気にする心配もなく、自由に休憩を取ることもできる、まさに現代における理想の働き方!
10月にビッグローブ株式会社(BIGLOBE)が実施した「ニューノーマルの働き方に関する調査」によれば、学生が働きたいと思う会社の条件1位は「在宅勤務やリモートワークが可能な会社」(49%)だったそうです。
自分の会社でもリモートワークを導入すれば、きっと幸せになれるはず!
……なんて思ってる人に朗報です。
リモートワークでも、会社を辞めたい人は減りません。
その理由を、今回は過去に週4で在宅勤務をしていた僕の体験談を基に書いていきます。
それではいきましょう。
そもそも辞めたい人は在宅でも辞める
会社を辞めたいと考えている人の場合、だいたいは待遇面、人間関係、仕事内容のどれかが理由に挙げられることが多いと思います。
でもこれって本質的には、リモートワークに関係ないんですよね。
待遇や仕事内容は言わずもがな、たとえ在宅勤務によって人間関係の煩わしさから解放されたとしても、会社に属している限りは上司や同僚と付き合い続ける必要があります。
また、リモート環境では仕事とプライベートの境目が曖昧になってしまったり、逆に労働時間が増えてしまったという声もあります。
最近は仕事の可視化のためにSlackやGoogleカレンダーなどのツールが普及されてきていますし(僕の前職がそうでした)、家にいても気が抜けるわけではありません。
より柔軟で健やかな働き方という意味ではリモートワークは推奨されるべきですし、会社選びの際のひとつのポイントにはなると思います。
しかし、「在宅勤務ができないから」というのを理由に退職する人は、あまりいないのではないでしょうか。
なのでどれだけリモートワークが一般的になったとしても、会社を辞めたい人は辞める、という単純な話です。
週4で在宅勤務をしていた僕の体験談
僕が新卒で入社した会社は、コロナの緊急事態宣言後、週1の出社+週4の在宅勤務という体制にシフトしました。
もともと個人プレーの集まりのような会社だったので、在宅でも特に問題はなく、それこそ最初のうちは、会社に行かなくていいというだけでめちゃくちゃハッピーでしたww
しかし実際に週4でしばらく在宅勤務をしていると、不思議なことにだんだんとストレスが溜まっていくんですよね。
んなワケないだろがい!
家では怠け癖がつき、カフェ代は徐々にかさみ、基本的には毎日ずーーーっと1人で黙々と仕事です。
在宅だとレスポンスだって悪くなります。
僕はいつしか会社での同僚や上司との何気ない会話が逆に恋しくなり、週1の出社日が待ち遠しくなっていました(笑)。
週5で出社してる時は「早く家に帰りたい」と思っていたのに、週4で在宅勤務してる時は「早く会社に行きたい」と思う始末です。
実際に内閣府の「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」でも、テレワークで不便だと思うことの1位に「社内での気軽な相談・報告が困難」というものが挙げられています。
僕の場合は週4でしたが、たぶん週2くらいでリモートワークをするのが一番心身ともに健康的なんじゃないかと思います。
リモートワークは根本の解決にならない
ここで冒頭の話に戻ります。
繰り返すまでもなく、リモートワークが普及すること自体は素晴らしいことです。
ですがリモートワーク云々以前に、自分の中に「なぜこの会社で働くのか」という指針がないと、辞める人は減らないんじゃないかなーと思います。
結果、僕は週4で在宅勤務していた会社を辞めてしまいましたし(苦笑)
よく考えれば単純な話ですが、会社選びは慎重に!
それでは、素敵な転職ライフを!