厚生労働省は7日、新型コロナウイルス感染拡大に関連した解雇や雇い止めは、見込みを含めて8万121人に上ったと明らかにしました。
また、1都3県を中心に緊急事態宣言が再び発令されたことで経済活動が滞り、首都圏を中心に解雇や雇い止めが急増する可能性があるそうです。
しんどすぎる……orz
今回は、現在転職活動をしている僕の体感を含めてコロナ禍の労働市場について書いていきたいと思います。
それではいきましょう。
コロナ感染者数の3割が失業している時代
厚生労働省が12月25日時点までで集計した解雇・雇い止めの労働者数(見込み含む)は7万9,522人。
さらにそのうち非正規雇用者が3万8,009人と半数近くを占めています。
連日増加の一途を辿っている全国のコロナ感染者数は26.7万人(1月8日時点)ですが、その3割にあたる数の失業者が発生しているという非常事態です。
(ややこしいですが、もちろんコロナ感染者が失業しているという訳ではありません)
そのなかでも特に多い業種が以下です。
コロナ解雇・雇い止め業種別トップ3
- 製造業 16,717人
- 飲食業 11,021人
- 小売業 10,399人
特に非正規雇用が多い製造業界では、コロナの影響で今後世界的に伸び悩むであろう輸出状況を鑑み、設備投資を縮小し、生産設備や雇用人員の見直しを検討している企業も多いとのこと。
さて、そんな非常事態に転職活動を行なっている僕から見た、転職市場の現状が次です。
求人減少&経験者優遇のダブルパンチ
当たり前ですが、求人は減少しています。
僕のフォロワーさんたちの間でも求人がないということがかなり深刻な問題となっており、コロナショック当初と比べても減少がますます加速している印象です。
巷では、この状況下で採用をしているところは逆に優良企業という説も流布していますが、そのなかにも慢性人不足のブラック企業があるということを忘れてはいけません。
ババ抜きのジョーカーみたいなもんです。
以前、コロナ禍での第二新卒の転職活動について書きましたが、それも同じく厳しい状況になっています。
【コロナ禍のリアル】第二新卒で未経験の職種に挑戦するのは難しい
もはやこの状況下(緊急事態宣言の再発令によるリモートワークの推進)では、ほぼ新卒扱いの第二新卒を育てる余力がなくなっているからです。
最近は業務委託型の雇用をする企業も増えてきたせいか、今後はますます経験者が優遇される「ジョブ型」の社会になるでしょう。
僕も転職活動が上手くいくか心配です。
まとめ:労働者の格差が広がる
このまま未経験に厳しい社会になっていくとすれば、上記に挙げたコロナ解雇の業種トップ3の労働者は転職活動も難航し、厳しい現実が待っているかもしれません。
ネット上では「副業で稼ぐ!」「フリーランスとして独立する!」といった魅力的なワードで溢れていますが、それすらままならない人との労働格差は既に広がっています。
でも諦めず、最後の最後まで一緒に踏ん張っていけたらいいなと思って、今日も僕は転職活動に精を出します!
それでは、素敵な転職ライフを。